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知的な障害があったり、身体の障害があったり、そんなみんなと一緒に過ごし、暮らしてきました。その我が家を建て替えることになって、いろいろ調べてみたら・・・!
「介護しやすい家」や、「支援のしやすい家」、そして「パリアフリーの家」ばかり。一緒に過ごしたり、一緒に暮らしたり、つまりは一緒に風呂に入って、一緒にご飯を食べて、一緒に眠って・・・、という家は、まるで想定されていないのです。
それなら、そんな家を建ててやれ、ということで我が家の建替えが始まりました。これは、その様子を同時進行でお見せするブログです。

家のコンセプトは、「介護でも支援でもなく、僕たち一緒に暮らそうの家」です。それはつまりありふれて、普通の、街にとけ込んだ一軒家。

障害を持つ人の暮らしを考えたときに、どうして普通の家は想定されていないんだろう。どうして普通の家族や同棲や「一緒に暮らそう」は想定されていないんだろう。
そんなことを考えながら、更新していきます。
どうぞお付き合いください。

2008年11月09日

「ばおばぶ」について

「ばおばぶ」は、五十嵐と小島が行っている仕事の屋号です。
「ばおばぶ」は、障害を持つ人と一緒に過ごすことが仕事です。
たとえば、お母さんが病気の時に、障害を持つお子さんをお預かりしたり。たとえば、旅行に行きたい時に一緒に行ったり。基本、理由は問わず、居住市町村や、障害の種別なども関係なく、ご利用をいただいています。
はじめてボランティアとして、こうしたことをはじめてから四半世紀がたちました。平成元年からは職業としての仕事に転換しました。
ずっと変わらずに、同じことを同じスタイルで続けています。
このことが可能だったのは、なによりも「ばおばぶ」が支援費制度や障害者自立支援法などの社会福祉と距離をおいてきたからだと思います。

僕らがはじめた頃、1980年代には、生活支援(制度的名称でいうなら)のようなメニューは、社会福祉にはありませんでした。障害者の面倒は家族がみるのが当たり前、という迷信が蔓延っていた時代です。僕らはその時に、二つのことが必要だと考えました。
一つは「福祉のメニューに、生活に関わることも必要だ」ということ。
そしてもう一つは「社会福祉以外の福祉のあり方が必要だ」ということです。
だから僕らは、社会福祉の制度外で生活に関わることを行ってきました。

僕らはこうした社会福祉以外の、しかし福祉という意識で行われる活動を、「社会福祉」と分けて「自由な福祉」と名付けました。

たとえばそれは障害者自立支援法の外にあるので、「自立」を目指したものである必要はありません。そして「支援」である必要もありません。一緒に風呂に入って、一緒にご飯を食べて、一緒に時を過ごし、一緒に暮らす。
早い話、僕らが日常的に誰かとしている時間の過ごし方をしているわけです。

この四半世紀にいろいろなことがあって、今は「ばおばぶ」だけではなく「生活ホーム 小島屋」(いずれ詳しく書きます)というのもやっています。このあたりのことについては、下記の小説にまとめてあります。興味のある方はお読みください。

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さて、そんな僕らの暮らしなので、新しく建てる家は、自立や支援やバリアフリーなどという概念から自由であるように願いました。
結果からいうと、ありきたりな普通の家づくりです。
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「生活ホーム 小島屋」について
Excerpt: 「生活ホーム」というのは、千葉県・千葉市・船橋市・柏市が単独事業として行っている事業です。障害者自立支援法でいえばグループホームやケアホームのようなものですが、歴史は1986年に遡られます。より家的で..
Weblog: 「一緒に暮らそう」の家づくり
Tracked: 2008-12-21 00:38
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