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知的な障害があったり、身体の障害があったり、そんなみんなと一緒に過ごし、暮らしてきました。その我が家を建て替えることになって、いろいろ調べてみたら・・・!
「介護しやすい家」や、「支援のしやすい家」、そして「パリアフリーの家」ばかり。一緒に過ごしたり、一緒に暮らしたり、つまりは一緒に風呂に入って、一緒にご飯を食べて、一緒に眠って・・・、という家は、まるで想定されていないのです。
それなら、そんな家を建ててやれ、ということで我が家の建替えが始まりました。これは、その様子を同時進行でお見せするブログです。

家のコンセプトは、「介護でも支援でもなく、僕たち一緒に暮らそうの家」です。それはつまりありふれて、普通の、街にとけ込んだ一軒家。

障害を持つ人の暮らしを考えたときに、どうして普通の家は想定されていないんだろう。どうして普通の家族や同棲や「一緒に暮らそう」は想定されていないんだろう。
そんなことを考えながら、更新していきます。
どうぞお付き合いください。

2009年02月07日

インテリアについて

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去年の5月の写真です。柏にある住友林業のショールームでインテリアの打ち合わせをしているところです。左の男性が全体の設計を担当してくれた櫻井さん。真ん中の女性がインテリアを担当してくれました。
照明に、壁紙、カーテン、などなど、インテリアは家づくりの楽しみの一つ・・・、なのですが。
まず照明については、天井に埋め込んであるダウンライトや、蛍光灯の姿が直接見えないものなどから選ぶ、ちょっと選び甲斐のない作業になりました。
時々ですが、何の拍子か、蛍光灯や電球を割ってしまう人がいます。そうしたことを少なくして、割れた電球で怪我をすることが無いようにと、「気にならない照明」というのが選択の狙いになりました。
また、リビング等の照明壁スイッチは、櫻井さんのアイデァで「取ったらリモコン」なるスイッチに。通常は壁についているのですが、外して持ち歩けるのです。
なぜそんなリモコンが必要かというと・・・。

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これは裕子さんの手です。電気がついていると消したくなって、消えているとつけたくなる裕子さん。時には一日に何回もこうしてつけたり消したり忙しくやっています。
裕子さんなりには一所懸命なので、あまり「ダメダヨー」と言うわけにもいかず、言ったところで知らんぷりで、つけたり消したり・・・。
そんなこんなで、つけたり消したりにこだわる時には「取ったらリモコン」でスイッチそのものを外してしまおうという作戦です。

裕子さん、怒らないでね。

そして裕子さんに怒られそうなのが、もう一つ。カーテンです。
これもまた、閉まっていれば開けたくなり、開いていれば閉めたくなる裕子さん。何度も何度も開けたり閉めたりするので、いろいろなところのカーテンを外したり、破いたりしてきました。そんなわけで、裕子さんが行きそうな部屋はカーテン無しに。
で、一部の窓は、カーテンが無くても外からの視線が気にならないように、写真のガラスになりました。

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インテリア担当のデザイナーさんには、とってもやり甲斐のない打ち合わせを経て、照明やカーテンが決まっていきました。

壁紙については、また別の工夫があるので、いずれあらためて。
この記事へのコメント
色々な工夫があるんですね…
色々な人が使いやすい「ユニバーサルデザイン」の考え方が広まってますが、こういう「リスク回避」の考え方もあるんですね…
勉強になりました。
Posted by たかびごん at 2009年02月16日 22:03
具体的に大切な人たちのことを考えながら家づくり、物づくりをしていれば、バリアフリーもユニバーサルデザインも必要ないのだろうと思います。
具体的な大切な人を思い浮かべることが難しい、不特定多数の利用を前提とする場合に、ユニバーサルデザインは有効なのだろうと思います。
Posted by 五十嵐正人 at 2009年02月18日 01:55
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